2010/10/15

日本語が喋れない留学生こそ事業を興すべきだ。

先ほどまで韓国人留学生としばし談話をしていたのだが、その際感じたことをここに記そう。

彼(以下K君)は19歳の大学生(Temple大学)で、韓国人なのだがアメリカからの帰国子女なため英語は堪能、もちろん母国語である韓国語も問題ない。しかし日本に滞在してまだ1ヶ月なので日本語は全く喋れない。

Temple大学への入学を決めた理由は英語を喋ることが出来るが、日本の文化などにとても興味があるためTempleの日本キャンパスに来たためだと言う。
近年韓国の通貨ウォンの価値が低下し円高の昨今、日本での生活は親からの仕送りだけでは厳しいためアルバイトを探しているが、たとえ英語が出来たとしても(しかもネイティブではないし)、東京で仕事を得るのはなかなかハードルが高い。
彼は言う。
「まずは英語か韓国語で出来る仕事を探して、そこで日本語をある程度喋れるようになったら、日本語を使って出来る仕事を見つけたいんだ。」

ここで一度、話を過去に遡らせよう。僕が海外によく出かけていた頃の話だ。
僕は実に多くの人々と時間を共にし、彼らはもちろんアメリカ人だったり、ヨーロッパ人だったり、東南アジア人もいたが、彼らの中には稀に現在滞在している国の言語が全く喋られない人間もいた。
その最たる人物が香港で出会った韓国人の青年であり、広東語も出来ないわりに香港島らしい超高層マンションの80階の部屋に住居を借りて、毎晩のように中心部のバーやらクラブに繰り出すそれなりの生活をしていた。特に会社で働いているということも聞かなかった。彼はいったい何をやっていたのだろう、と香港で出会った当初は不思議に思っていたのだが、僕が帰国してからそれこそ今では日本で徐々に浸透してきているfacebookで「東京に行くから遊ぼうよ!」との誘いが来て渋谷で会ってみた。しばしの談話の中でもちろん僕の興味は一点、「どうやって収入を得ている?」
今でも思うが、韓国人や中国人の商売根性は凄まじい。彼の答えは「ディ○ニーグッズを日本で仕入れて香港で売っているんだ。結構良い儲けになるんだよ。ディ○ニーの人気はワールドワイドだからね。」
その時、日本に来た理由も仕入れのためらしい。ディ○ニーランドは彼にとって楽しいテーマパークである一方、バイイングのための重要な狩猟場なのだ。香港にもディ○ニーランドが出来たが、競合が増えるどころかむしろ需要は増しているらしい。

話は韓国人留学生K君に戻るのだが、彼にはまだ上記の話をしていない。
少し極端な例だったので恐縮なのだが、しかし韓国とアメリカでの生活を経て日本に来ているわけで、彼にもそのようなチャンス(ビジネスチャンスなどと大それたものではなくて)を見つけ出すことは不可能ではないのではなかろうか。
真っ当な職を得よ、とは良く言われたものだけれども、日本語が出来なくて職が見つからず金銭尽きて帰国してしまうより、簡単なせどりのようなスモールビジネスを興して好きな日本に長く滞在した方が、よっぽど有意義なのではないかと思ってしまう。

彼とは日曜日にまた会う予定。
このような話を英語で伝えることに不安がよぎるのだがね。。。w

2010/10/03

Huge11月号が挙げる色男になるための17ヶ条

Elastic: 「男は女にモテてなんぼ」HUGE11月号


上記の記事を読んで、自分に当てはめてみました。




>実はピアノが弾ける
YES!!


>片手にフォークとスプーンを持ってサーブすることができる
???

多分できない。

>素肌にセーターを着てもチクチクしない
該当シーズンはいつも素肌にニット。


>どの店に行っても迷わずオーダーできる
居酒屋に行っても迷う。


>花の名前を99種類以上知っている
今挙げてみたけど、7種類が限界だw


>酒を割って飲まない
男は黙ってジントニック。


>ボウズにしても男前
高校のときの不慮の事故で付いた傷跡のため、一生ボウズに出来ず。。。


>いつでもどこでも誰とでもヤレる
ノーコメント。


>本なんか読まない
本が無いと生きて行けないのだが。


>寝るときはパンイチ、もしくは全裸
1年中バスローブ。異論は受け付けない。


>支払いはカードではなく、現金。もしくはツケ
現金持ち歩かない派。支払いはカードかPASMO。


>実は料理が得意
ほら、外食の方がうまいじゃない?


>目だけで女を口説ける
YES!!


>女が嫉妬する相棒がいる
その相棒は肉食系。


>顔じゃなく、声がいい
リアルでお会いした方、どうでしょう?


>身体に傷がある
頭蓋骨骨折あり。(上記参照)


>外出時はほとんど手ぶら

YES!!






以上、僕がモテない理由一覧でした。





2010/08/16

21世紀人間論

ここではないどこかへ行ってみたいという、未知の場所とそこでの新たなる出会いへの憧憬は、人間なら誰もが持つ基本的欲求である。元々我々ヒトは、人類史上ほとんどの間、移動を繰り返して来た。水や食料などの自らが必要なものを求めて住む場所を変えるスタイル。これが「ノマド(遊牧民)」と呼ばれているものだ。現在我々が行っている「会社」などの組織に属し定住するという生活方法は人類の歴史を遡ってみてもまだまだ短い歴史なのだ。

我々は何故定住生活を始めたのか?それは特定の土地で農作物を安定的に育てるということがきっかけだった。しかし時は流れ、現代人のほとんどが第3次産業に従事し、農耕のようにその場所にいなくてはいけないという職業についているわけではない。さらに、テクノロジーが進化し、自分の周りのものがどんどんデジタル化=非物質化した今、物理的にも精神的にも一つの場所に囚われた生き方というのは、いかにも古い時代のものとなっている。

08年の金融危機を予想したヨーロッパ最高の脳とも呼ばれているジャック・アタリ氏は言った。われわれヒトは再び移動しながら生きる「ノマド」としての生活に戻りつつある。そしてモバイルツールなどのデジタルメディアを駆使しながら、世界中どこへ行っても生きていけるヒトの事を「ハイパーノマド(超遊牧民)」と呼び、世界はいずれごく少数の「ハイパーノマド」とその他大勢の「下層ノマド」に分かれて行く、と。

ここで重要なのは「なぜ移動しながら生きていかなければならない?」かだ。前述した考えを様々な人に話すと必ず聞かれる質問だろう。なぜ住みやすい東京を離れなくてはいけない?欲しい物が全て手に入る日本でいいだろう?
が、しかし理由は簡単だ。我々日本人は統計的に見ても海外旅行後進国と呼べるほど国際経験が乏しいし、また昨今では最も衝撃的となった事件である世界金融危機は一国の力だけではとうてい解決する問題ではないからだ。国家や組織に守られていた個人も、危機管理等をグローバルな視点で行い、個人レベルで生き残る術を身につけなければいけない時代となった。「小さな場所から出て、自分の目で確かめる」ことこそ今やっておくべき最大のテーマ。グローバリゼーションの波は既に目の前まで来ているのだから。



参考文献:


21世紀の歴史――未来の人類から見た世界
ジャック・アタリ
作品社
売り上げランキング: 6287


サバイバル時代の海外旅行術 (光文社新書)
高城剛
光文社
売り上げランキング: 27410

2010/06/24

セミナーレポート赤ペンチェック 〜出版起業〜

昨夜、週末起業フォーラムの月1ゼミナールに参加してきたので簡単にセミナーのレポート及び赤ペンチェックを。

週末起業フォーラムとは?

講師はFX取引入門(日経文庫)等を出版されている外為ディーラーの平田啓さん。
平田さんはFX投資教育家としてセミナー講師や執筆家をされている方。

起業を思い立ったのは以下の3点だったそうだ。
1.アメリカのビジネススクール在学中(1998〜2000年)、世間はITバブルまっただ中。親友の一人が作成した当時画期的なバーチャルショッピングモールが大当たりしてキャッシュで家を購入することが目の当たりに。
2.仕事としてセミナー講師(投資関連)を任されることが多くなった。
3.本職にて、人生で一番頑張ったと思える年の給料が下がった!

英会話スクールを設立準備や当時流行していた起業家インタビューなども行っていたが、様々な事柄が重なり、たどり着いたのは投資関連の「出版起業」だったという。
今では投資関連の本を4冊出版し、セミナー講師としても活躍している平田さんだが、「本を出版」することによって変化することがたくさんあるという。
・世間の見る目が劇的に変わる
・専門家として箔がつく
・業界内外から信用力が高まる
・文章力が上がる
・印税も入る

本を出版するということはやはり少しハードルが高いことだ。しかしある方法を用いれば、誰にだって出版のチャンスはある。それはセミナー講師になることだ。
書籍出版という目標があるのなら、招かれてセミナー講師をするのか、自主開催をするのかは関係ない。また、有料か無料かも関係がない。
参加人数はなるべく大勢の方が良い。なぜなら、セミナー参加者の「アンケート結果」は後々に宝になるからだ。そしてセミナーの準備と併せて忘れてはいけないのが、「原稿を執筆しておく」ことである。
セミナー参加者からの多くアンケートの反応から、その日のセミナーがどれだけ参加者のニーズに答えたのかがわかる。原稿を執筆しておくのは、セミナーの出来不出来に繋がると同時に、反応の良かったセミナー内容の原稿はすぐに出版企画の準備に入ることができるからだ。

多くの人の反応を聞けるセミナーは、自分の棚卸しの場。だから絶対に出し惜しみをしてはいけない。また、必ずセミナー資料は丁寧に作成しておくべきだ。出版の際、その資料がそのまま使える事が多いからだ。原稿も執筆しておくことで、出版までスムースに進むことが出来る。


通常、出版をしてからその本の内容についてセミナーを行うというパターンが一般的かとは思いますが、今回の平田さんの場合、まず自主開催でもセミナーを行ってから出版にいくという考え方はとても合理的で効率的だな、と感じました。
セミナーから出版をスムースに行い、出版をすることでまたセミナーの依頼が来て執筆も進む。
この良い流れ実践されている平田さんのセミナー、とても勉強になりました。

なお、週末起業フォーラムでは7月24日に起業家・週末起業家が集まる大規模な交流会(多数のセミナー等含む)を開催する予定とのこと。
有益なセミナーが一度に聞けるチャンスもそう無いので、日程の合う方は参加されたらいかが?

週末起業フォーラム:夏の大交流会『週末起業家ファクトリー~「週末起業家」量産プロジェクト』 


最後に、セミナー講師の平田さんの推薦図書を4冊。

金持ち父さん貧乏父さん - ロバート・キヨサキ


週末起業 - 藤井孝一

非常識な成功法則―お金と自由をもたらす8つの習慣 - 神田昌典

自分の会社をつくるということ - 経沢香保子

2010/06/05

とある電子書籍化サービスのおもしろいビジネスモデル。

iPadやKindleの発売に伴い、本をデジタル化して読むという電子書籍が脚光を浴びていて「2010年は電子書籍元年だ!」と騒いでいる人も大勢いるが、僕はどちらかと言ったら出版物(特に雑誌)を電子書籍化することによって雑誌の出版文化が復活する、という考えには非常に懐疑的だ。

理由は単純。ライフスタイルが多極化している現代人には雑誌などを読む時間などほとんど無いからだ。新聞も同様。ホリエモンがかねてより指摘している考え方(iPad時代の電子書籍の一形態としてのメルマガ)にも大筋同意する。情報が多すぎてどの情報を消化していけばいいのかわからなくなってきている時代に、雑誌や新聞は情報量を多すぎる。その号の特集だけ読みたいのに、一冊まるまるついてくるなんて無駄だと思う。「無駄からアイデアが浮かぶ」などと言う人もいるが、ネットサーフィンやtwitterの方が遥かに効率が良いし便利だ。
そんな世の中だからこそ、その日の出来事を集約してくれているYahooニュースなどは親しまれるのだ。

雑誌業界の人は雑誌をそのままデジタル化する、などという考えは捨てて特集ごとに小出しで売るという先方の方をとった方がまだマシなのでは?


という批判をさんざん繰り広げてきたわけだが、実は僕も「2010年は電子書籍元年だ!」と感じてはいる。FUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500プラス 断裁機 裁断幅A4 PK-513L 26-106を使って電子書籍を"自炊"する人が増えているためだ。(電子書籍の自炊についてはこちらを参照→isologue - by 磯崎哲也事務所: ビジネスマンのための書籍スキャン入門ー既に始まっている電子出版

そんな中、1冊100円で手持ちの本を電子書籍化してくれるという代行サービスがtwitter上で話題になった。このサービス会社に手持ちの本を梱包し送ると電子書籍化して送信してくれるというビジネス。
→ BOOKSCAN(ブックスキャン) 低価格・書籍スキャンサービス - 大和印刷

しかし、このサービスはあまりうまく行かない気がしている。100円は低価格だが、そもそもの話わざわざ本を梱包して送るという作業自体が非常に面倒くさい。個人での需要はあまり多くない気がする。そもそも本はよく読む部類に入るであろう僕に、このサービスに依頼しようという気が沸いてこない。

そんな中、tweetで流れてきていて知ったのだがおもしろいサービスを発見した。
→ 1冊90円~本(書籍)の電子化/PDF、スキャン代行サービスなら-スキャポン-

同じ低価格書籍スキャン代行サービスなのだが、ビジネスモデルは大きく違う。こちらのサービスは、amazonや楽天ブックスなどのオンラインブックストアで購入した本を直接この会社に送り、自分を介す事無く電子書籍化してくれるというモデルである。わざわざ自分で梱包する手間もない。もちろん前者のサービスである手持ちの本を送りスキャンしてもらうことも可能。
こちらのサービスは何気に流行るんじゃないか?と睨んでいる。なぜなら消費者の我々からしてみたら、書籍が本で届くか電子書籍で届くかの違いしかないからだ。梱包するなどという煩わしい手間もいらない。

おもしろくて便利なサービスを思いつくものだ、と感じたのでした。

起業する前に読むべき記事。






最近、若者を中心に「起業」というキーワードが会話の中で用いられる機会が多くなっているらしい。
このブログの読者の方はご察しの通り、僕も起業して成功するという思いを持っている点では増加傾向にあるその若者達の一人としてカウントされるのだが、この2ヶ月程で「どのような考えを持って起業をするべきなのか?」という起業を控える前段階で読んでおくべきブログ記事が数個、Googleリーダーに飛び込んできたため、まとめておきたい。




まずこの記事。

起業してほぼ確実に成功する方法|堀江貴文オフィシャルブログ「六本木で働いていた元社長のアメブロ」by Ameba

知らない人はいないと思われる元LD社長の堀江貴文氏のブログ記事。ホリエモンの著書を読んだ方や有料メルマガ会員ならご存知かもしれないが、あれだけ大きくなった自身の会社も最初はスモールビジネスでのスタートだったそうだ。


堀江氏曰く、

・利益率の高い商売
・在庫を持たない商売
・定期的に一定額の収入が入ってくる商売
・資本ゼロあるいは小資本で始められる商売



さんざんネット上で議論された後だから詳しくは検索して欲しいのだが、少し細くしておくと3つ目の「定期的に一定額の収入が入ってくる商売」というのをイメージするには携帯電話のビジネスモデルをイメージするとわかりやすい。携帯電話事業は早い段階で「1円ケータイ」というキャッチフレーズを纏って「お得感」等を前面に出し、爆発的な普及に向かった。要は最初の元手はかからずに機種を手に入れられ、即日で電話を使うことができるという手法。しかし携帯電話を持つ事が当たり前になった現代まで、我々は毎月数千円〜数万円の金額をキャリアに払い続けている。仮にもしキャリアが月額課金型ではなく、初期購入型のプランしか用意していなかったとしたら、初期費用は今の何十倍にも膨れ上がっており、ここまで携帯電話が一般に普及していたかどうかについては怪しい限りだ。長期的にユーザーからお金の支払いを求めることで、このビジネスは成功をおさめたと言ってもいい。



以上のホリエモンの記事に補足する形で書かれた記事で一番有効であると思ったのが下の記事。

スモールビジネスを興して成功するための9条件 - 人と組織と、fukui's blog

「人と組織とfukui's blog」のfukuiさんはホリエモンの挙げた4つの条件に付け加える形で以下の条件を提示している。



・競合商品に比べ低価格
・商品の再生産が容易(労働集約型でない)
・協力(購入や顧客の紹介)してくれる仲間やメンターがいる
・貪欲な学習意欲
・顧客、従業員、商材、社会とのトラブルリスクが少ない商売


セオリー通りでは必ずしもうまくいかないというのがビジネスのおもしろいところ、そして大変なところではあると思うのですが、個人として起業する場合には大前提として上記の4つ+5つの条件を満たしている事が大切だということなのかもしれません。(もちろん例外はありますが。)

以上の話を前提として起業しようと考えたときに、実践している人がノウハウを教えてくれる良記事があるので参考に。

イマドキの起業のしかた (渡部薫 ジークラウド CEO - 経歴・略歴 - Kaoru Watanabe, Profile, Career)




シリアルアントレプレナー渡部薫さんのブログ記事。言論プラットフォーム「アゴラ」に載せられた記事で、大変話題になった記事だ。渡部さんも堀江氏、fukui氏と同じく以下の点を挙げている。
労働集約モデルを捨て、できるだけストック型モデルを考えること
自分の労働時間に比例する事業は避けよう。体調を壊したり代わりの者ができないようでは事業の拡大ははるかに難しくなる。ストック型モデルというのは一 旦契約なりお金が入る仕組みができると後はほぼ自動的に集金できるビジネスモデルのことだ。水道、ガス、電気、携帯電話などはまさにそれ。コピー機を格安 でレンタルしてインク代で儲けていくのも似たようなものだ。


次回のエントリーでは、この「労働集約モデルではなく、ストック型モデルを考えること」とは何ぞや、について述べていきたい。





2010/06/03

起業家アウトプット交流会 企画実施の備忘録

6/2(水)。水曜日という平日にも関わらず、恵比寿にはmoriの呼びかけに15名の戦士が集結した。そう、この日は東京を中心に活動する起業家たちが集まるパーティーが行われた日であったのだ。自分が企画・設定を行い良い経験をさせて頂いたので、備忘録として記しておきたい。

きっかけは数週間前にmoriが参加したとある交流会。いきなり起業をするとリスクが高いということで、まずはサラリーマンとして働きながら空いた時間で起業する方法論「週末起業」を10年前から推進しているNPO法人「週末起業フォーラム(http://www.shumatsu.net/)」主催の定例交流会。
(moriは厳密にはサラリーマンではないが、学生時代から「週末起業」という本の著者である藤井孝一氏に密かに憧れを抱いており、上京してきてからちょうど1年程経った先月、フォーラムの会員に。)
定例交流会では20名の起業家、もしくは起業を目前としている人が集まりビジネスの紹介やアドバイスを行い、終了後は飲み屋に移動し2次会を行った。しかし後から知った事実だが、どうやらこの日に参加した人は会員の中でも人一倍やる気がある人々だったということで、皆して「今夜だけじゃ時間が足りない!」や「もっとたくさんの人たちと話をしたい!」という要望が多数見受けられた。ということで、前置きが長くなったがこの度、一番年下であるmoriが個人的にメンバーを集い、「起業家アウトプット交流会(仮)」という名称で開催させて頂いた次第。(まだまだ名称募集中。)

会を行うということが決定した時点でまず決めておかなければならない事は、その会の「コンセプト」だ。本田直之ファンであるmoriは是が非でもレバレッジ人脈術の内容を忠実に実行したかったため、案は練りに練った。(もう一度同書を読み直しましたよw)
同書で会を成功させるポイントはザックリ挙げて以下の項目。

・カテゴリーを絞る
・紹介制でメンバーを守る
・自らはコネクターの役割
・10人以上の会は必ず立食形式で

カテゴリーは「起業家が高め合える会」ということで初めから固まっていたの悩む必要はなかった。メンバーも完全に紹介制に。人と人がつながるという事が目的であったため、メンバー全員が主役で、立食形式で回遊も自由という方式が理想であった。

上記の事を前提に、まずメンバーの募集及び日程の調整を行った。
この際はGoogleのサービスが非常に役立った。初期メンバーを大切にする(守る)ためにWEB等を使った告知はしたくなかったため、メンバーの募集はGmailで、また15名分の情報を把握するのは大変なため(面倒なため?w)、GoogleDocsを使って日程や連絡先などを入力するフォームを作成した。これは非常に便利で、メンバーに入力してもらったフォームが自動的に表計算ソフトに書き込んでくれる。Google先生に感謝!

Googleを活用し、メンバーと日程が決まった後は、そのメンツとテーマに合った会場を選ぶことになる。
15名で立食形式が可能なお店は東京都心で見つける事はそこまで難しくなかったが、設定した価格が少し低めだったということもあり、ここで今回の企画の一番の障壁がmoriの前に立ちはだかることになる。15名で立食形式をお願いすると、大半のお店の場合貸し切りにせざるを得なくなるのだが、渋谷周辺の小規模なお店に多数コンタクトを取ってみてもなかなか15名でやらせてもらえる店が見つからなかった。
結果を述べてしまうと、前日に焦ったmoriが渋谷と恵比寿を自分の足で回って店舗のオーナーに直接お願いをするという方法を取り、会の開始24時間前になんとか決まりました、、、苦笑
(お店を探す際、週末起業フォーラムのNさんには知人のお店を仮予約して頂くなど協力をして頂きました。またmoriがお店選びに悩んでいる際にSkypeで何度も相談にのって頂いた高校時代の同級生Hくんには頭があがらない。多謝!)

お店も直接交渉でなんとか決まり、当日を迎えた。メンバーの皆さんのご協力のおかげで、会は大成功に終わったということは言うまでもない。

最後に、今回moriのわがままな要望の会にも関わらず、快く引き受けて頂いたのでお店を紹介したい。
恵比寿の西口側にあるとても素敵なお店。
giji − http://giji.main.jp/

店長兼オーナーのYさんは20代で独立された方で笑顔が素敵な方。バーテンのNさんはさわやかなイケメンでとても素敵なお店なので皆様是非。おすすめしておきます。

2010/05/17

「光の道」 孫正義×佐々木俊尚 対談について

う既に数日が経過してしまいましたが、ネット上で話題になった「光の道」孫正義×佐々木俊尚の対談をご覧になった方も多いでしょう。
ネット上ではとことん語り尽くされたと思うので、ここでは極々簡単に感想を述べたいと思います。

まず全体の会話からのお二人の印象として、
孫さん = 実業家、理想家
佐々木さん = ジャーナリスト、現実主義、質問力、素晴らしい引き出し役
ということが感じられました。

しかし、孫さん、佐々木さん共にプレゼンテーション能力が本当に素晴らしい!
特に孫さんのプレゼン力は見た人に総じて「凄い!」と言わせる程なのですが、結論やヴィジョンを先に出し、一つのスライドを見ただけでわかるようにしているところ。
孫さんのプレゼン力については以下のリンクが詳しい。

僕は孫正義氏のヴィジョンには全面的に賛成します。描いている理想、掲げられている志も高くて素晴らしい。
佐々木氏は全面反論という記事を書いていますが、これは孫さんの「光の道」は辞めるべきだ、と言っているのでは決してなくて、プラットフォーム構築を押し進めるべきという点の優先順位の問題でしたが、最後には孫さんに「光の道も、プラットフォーム構築も両方大事。」と言わせてしまったり、決して聞き上手とは言えない孫さんが『日本のため』と捲くし立て反論しずらい中、機を見て「ソフトバンクの利益」が隠れてないか追求し、場面によっては他の道を提案する、冷静で賢明な佐々木俊尚さんには脱帽。
上杉隆さん同様、これが本物のジャーナリストの仕事なのだと思い知らされました。

会話やプレゼンの中で、未来の教育や医療などの現場の描写が垣間見られ、僕もビジネスアイデアが続々と沸いてきました。

以下、対談の中からの赤ペンチェックです。

政治家の本当にしなくてはいけない仕事は葬式やお寺参りではなく、法律をつくることだ。

1、クラウド上に大量にデータを置いておけるサーバー
2、そこからリアルタイムに端末にデータを送るインフラ

共通化をするということがプラットフォームの鍵

ADSLはダウンロードには強いがアップロードにはとにかく弱い。
これから20、30年後のクラウドをベースにした世の中ではそろそろインフラのパラダイムシフト。

医師会が反対しようが、議員が反対しようが、全員なぎ倒していかないかん!

「情報アクセス権」を国民の基本的人権に入れるべき!

日本は下のレベルに視点を合わせすぎる。

インターネットの世界は国境を超えた!日本のためだけと小さなことをいわず、アメリカ、中国、韓国みんなで国際的なプラットフォームを競い合わなければ。

泣きたくて叫びたいほど日本人になりたくて、日本人になった人が何人いるんだ!?自分の愛するこの国に貢献するために、何のためらいがあるんだ!

softbankcorpは天下りを100年拒否している

龍馬は敵である幕府には外国から調達してきた武器を渡さなかった。softbankも革命途中に敵に武器を渡すわけにはいかない。

新しい文明の利器。

2010/05/14

アイデアを早く形にするための仕組みづくりの大切さ

誰かがtwitterでホリエモンにツイートした昔の記事がホリエモン自身がRTして回ってきたので読んでみたが、組織を形成していく上で大切なことが書かれていたので個人メモ的に赤ペンチェック。

ビジネス交流サイト「インタビュー・株式会社オン・ザ・エッヂ 代表取締役兼最高経営責任者 堀江 貴文」 @NBC-Online
何をやればいいのかというのはだいたいわかっていたのですが、ただ、それをやるための体制を作ろう、というのがまず初めに私の中にあったんですね。
とにかく「作る」というニーズがすごくでてくるので、それを作るためにはどういう企業であればいいのかというのを考えて、プログラマーがいて、デザイナーがいて、営業がいて、ディレクションできる人間がいて、サーバーを管理できる人間がいれば、一通りのことはできるということで、最小構成で始めて、それに肉付けをしていくという形で進めてきました。既にそういう体制ができていまして、そこへ仕事をぶち込んでいく。 
そういうビジネス作りというのを、仕掛けとしてやってきている状況ですね。ひとつひとつ考えて、考えればあとはもう作るだけなので、作る機能は全て備わっていますから、アイデアを早く立ち上げることができます。   
(上記リンクより抜粋)


2002年に書かれた古い記事ですけど、これからアイデアを持って起業したいって人には当たり前の事が再確認できる文章ではないかと思うわけです。特にIT業界の回転の速度は他業界を群を抜く速さ。いかに早くアイデアを形にして公開していくかが重要です。
もちろん資金が無い時期は自分で出来るだけのことはやらなくてはならない状況がのしかかりますが、自分の時間は有限なので、いつかは誰かに仕事を任せる時期がくると思います。
そこで仕事をしていく上で、自分の考え・アイデアを上手くかつ早く他の人に伝えることで、組織はうまく回っていくのではないでしょうか。
上記のホリエモンの言葉は一つのヒントで全ての組織に当てはまる事ではないでしょうが、初めから自分の事業を形作っていくための最小構成はどんなものかを思い描いておくことは非常に重要だというのを痛感しました。

しかし、その組織のメンバーを何も従業員として雇う必要は今の時代は無いと思います。
これだけ身の周りでフリーランス・個人事業主・週末起業家が増えている時代ですから、各々が持つ特徴をうまく取り入れていけば、会社という形ではなくとも組織作りというものは可能になります。
そんな中で参考になるのが以下の記事。

ネットサービスで起業するならディレクション能力は社内に : ロケスタ社長日記

株式会社ロケットスタートという会社は、上記の僕の考えを実践しているという組織です。
最近は湯川鶴章さんが編集長を務めるブログメディアTech Waveなどもそのような最小構成の組織ですね。

以下の本も参考になります。
小さなチーム、大きな仕事―37シグナルズ成功の法則

これから最小構成でも大きな仕事をしていく組織はどんどん増えていくのではないかと感じた次第でした。

2010/05/13

良い環境に飛び込むということ。

昨夜は以前よりお会いしたいと思ってやまなかった方とお会いすることができました。
その人物とは、経営コンサルタントで、株式会社アンテレクトの代表取締役社長、藤井孝一さん。
週末起業 (ちくま新書)という本がベストセラーとして有名ですね。

10年程前からサラリーマンに対して起業家精神をつけることを訴え続け、これまで数千人という桁違いの起業家たちと出会ってきた人物です。
その人柄も魅力的で、真面目な話の中でもユーモアは忘れない。尚かつその経験から、挑戦しようという人を後押しすることを楽しみ、そしてそれを見届けたいという思いを持っている。そんな印象が残りました。


藤井さんにお会いし、
「人生は自分が触れたものになる。」
という本田健さんの言葉を思い出しました。
やはり藤井さんのような一流のコンサルタントの方、そしてその周りにいらっしゃる方々の環境に絶えず身を置くことで、自分が成長していけるスピードは遥かに違うのだな、と再度実感しました。


僕もこれからビジネスをやっていく上で、たくさんのアドバイスを頂きました。
有り余るぐらいのアイデアだけはあるため、こちらからの話が右往左往してまとまらなかったり、数えきれないぐらいの質問をしてしまったことは現時点ではご勘弁頂けるでしょうか。笑

隣でお話させて頂いた方は、既に魅力的なビジネスアイデアをお持ちの方で、その事も大変刺激になりました。
僕もそんな環境の中で、切磋琢磨して一つの山の頂上に辿りつけたらいいなと感じた次第です。

2010/05/09

勝間和代とひろゆきの主張の違い

BS JAPANの勝間和代さんの番組にひろゆき氏がゲストで来た回の対談がネット上で話題を呼んで早数日が経ち、ブログのネタにするには周回遅れ感満載ですが、2人の主張の違いに関して簡単に。
まだ見てない方はこちらの文章書き起こしでサクッと読んでほしい。

デキビジ 勝間和代 VS ひろゆき を文字におこしてみる - さかなの目

youtubeにアップされている前の部分の書き起こし
Togetter - まとめ「勝間和代ブログ「2chはIPの開示に積極的であるというひろゆきさんの注目発言について」を高木浩光氏が検証したまとめ」

ホリエモンも言及している。
堀江貴文オフィシャルブログ「六本木で働いていた元社長のアメブロ」by Ameba


勝間さんはひろゆきとの価値観やポリシーの違いをしきりに訴えますが、その違いって結局のところ2人の「幸せ」に対する認識の違いなのではないでしょうか。

2人の主張(以下上記ブログのコメント欄から抜粋)

勝間和代
・日本人がOECD諸国の平均と比べても不幸だと思っている人が多い。
・若者が現状の生活に満足していない。
・幸せを感じるには「昨日より今日、今日より明日が良くなること」などのファクターがある。
・それが、この10年、20年を見た場合に若者達の状況が良くなっているとは思えない。(日本が停滞している)
・若者に対して起業をもう少し促進すれば、よくなるかもしれない。

ひろゆき
・日本人は十分幸せである。
・なぜなら多くのOECD諸国に比べても十分なレベルの水と安全が担保されているからだ。
・べつに今日より明日が良くなる必要はない。
・起業の促進なんかしなくても、したいやつがすればいい。特にするなという規制はない。
・起業しないのは、規制のせいではなく、大企業が優秀だから。


2人の主張を比べてみると、面白いほど反対の意見になっています。
番組や文字起こしを読んだ人のほとんどは、ブログやtwitter上でひろゆきの方が正論を言っているとコメントしています。僕もそこには全面同意。勝間さんは議論する上での準備や本質的な部分の考えが足りていなかった。
しかし、もっと大きな違いがあることに気づきます。それは「現状で幸せなんだからそれでいい、上を目指したい人だけ目指せば良い」という考えのひろゆきと比べて、勝間和代は「日本の現状をなんとか変えたい、高みを目指したい」という心の持ち方の違いなんだと感じました。
つまり「別にいいや」派のひろゆきと「許せない!」の勝間和代。この違いは大きいよな〜と思いました。

本田直之さんや本田健さんの本が大好きな僕としては、若いうちはボロボロになりながらもどんどん挑戦して前に進み、知らない世界を見ていくべきだと思うわけです。たくさん勉強をして知識を得ると世の中の見え方も違うし、外に出てみると世界の大きさを知る。自分の知らない事を知るということはとても楽しいことなのです。

僕はカツマーでもないし、むしろひろゆきの方が好きなんですけど、現状これだけ発言力をお持ちの勝間和代さんにはもっと本質的な部分を勉強して頂いて、声を大にして若者のチャレンジ精神発起を促す活動をして頂きたいなぁと思います。
2人とも応援してますよ。

2010/05/03

パーソナルインフラとライフスタイルクリエーション(下)

パーソナルインフラとライフスタイルクリエーション(上)はこちら

パーソナルインフラとライフスタイルクリエーション(中)はこちら


本田直之さんの講演のまとめもこれで最後。
(下)というか番外編に近いような。

(上)と(中)は一言でまとめると「パーソナルインフラを作り、その上にスキルを乗せていこう。」という考え方であるが、いくら頑張っても何かうまくいかない、と訴える人が後をたたない。
そんな声を聞きつつ本田さんが自ら考えて導いた結論は、多くの人は仕事術などをプライベートに持ち込んでいることだという。簡単に言うと公私混同ということだろう。
ストレスがたまり追われている感がある状態を「カリカリライフ」と呼ぶとのことだが、プライベートと仕事は違うということをわからなくてはいけない。仕事はロジカルに効率化をしていくべきだが、プライベートは逆でゆるくて良い。

まとめると、
仕事では「負荷をかけ」「効率的に」「ロジカルに」「正しいか正しくないかハッキリ」「白黒ハッキリ」するべきだが、
プライベートでは「「ストレスフリーに」「非効率的に」「非ロジックに」「楽しいか楽しくないか」「グレー」で良いと。

仕事とプライベートの方針は全く真逆。
プライベートはゆるくていい。

そんな本田さんの考え方が今度本になるそうです。



最後に、講演の終盤の質疑応答コーナーで「本田さんの最近のオススメ本は何か?」という問いの答えに出てきた3冊の本をご紹介。










三冊とも大変オススメということです。

2010/05/01

パーソナルインフラとライフスタイルクリエーション(中)

パーソナルインフラとライフスタイルクリエーション(上)はこちら

・『カラダマネジメント術』


「自分のカラダをコントロールできなければ、自分の人生もコントロールできない。」 by.ビル・フィリップス


本田さんは10年程前までは人間ドックや健康診断もろくに行かない生活を続けていたというが、昨年ハワイで肺塞栓症にかかり1週間の入院を経て「カラダはインフラだよな。」と改めて思い知らされたと語る。現代のビジネスパーソンに必要な3つの要素は「IT、英語、お金」と言われているが、その前提にカラダの健康があり、そのために身につけるべきことは「カラダマネジメント術」という。自分のカラダが健康状態にない限り、自分の満足は満たすことはできない。
歳をとる毎に増えていく「カラダ負債」を減らすためにやるべきことは以下の3つ。


①持久力を高める。
筋肉にはアウターマッスルとインナーマッスルがあるが、アウターばかりを意識して鍛えても見栄えは良いが使えない筋肉になってしまう。使える筋肉をつけるにはインナーを鍛える意識をするべきだろう。ここで重要なのは使えるカラダを意識して作っていこうということ。カラダを鍛えて持久力をつければ、多少の事でも乗り切ることができるし余裕を持って様々なことに取り組める。
本田さんの知り合いでトライアスロンに熱心に取り組んでいる55歳の元CEOの人がいるらしい。人生を豊かなものにするために「トライアスロンは将来への投資だ。」と意識を高くしているし、「5年続ける。」と言っているそう。
本田さんの見解では「凄い人(エグゼクティブや企業経営者)ほどトライアスロンなどの競技に取り組んでいる。」としており、持久力とビジネスは密接に関係していると述べている。


②メンタル力を高める
スポーツの世界では良く言われることだが、ビジネスの世界でも同じこと。メンタル力を高めるのに必ずしなければいけないことは「矢面に立ち、自分に負荷をかける。」ということ。
上場企業の経営に関わっていたとき、会社ではトラブルが多発。しかし一度乗り越えてしまうと「なんだこの程度のことだったのか。」と毎回のごとく思ったらしい。そんな実体験を本田さんは述べていた。
何か壁があったら「トレーニングだ!トレーニングだ!」と楽しむようにしよう。そうすればメンタル力は自然と高まっていく。


③健康維持力をつける
自分の親族・血縁の人が過去にどんな病気になったのか、意外に皆知らない。親族・血縁の人の治療状況を知ることで、自分にもかかりやすい病気はどれなのかを知ることが出来る可能性が高まる。いざ自分が病気になった際、医者への説明もより具体的に出来て悪性の部位が見つかりやすくなるかもしれない。まずは親族・血縁の人の治療状況を知ろう。
また、やはり医者の友人がいたら安心度は上がる。知り合う機会があったら意識しておくべき。もちろんコントリビューション(貢献)は忘れずに...


以上3つがカラダ負債を無くすためにやるべきこと。
「カラダマネジメント術」を身につけてしっかりとしたパーソナルインフラを作り、その上にスキルを乗せていくようにするべきですね。




〜つづく〜


2010/04/30

パーソナルインフラとライフスタイルクリエーション(上)

4月最後の夜は、ベストセラー「レバレッジシリーズ」の著者としても有名な本田直之さんの
『たった3つのクセを直せば人生がうまくいく』/『カラダマネジメント術』出版記念セミナーへ。
自分はまだどちらの本も読んではいないのだが、今回の講演はそれぞれの本で本田さんが言いたかったことをまとめた形のセミナーで大変勉強になったため簡単に記録として書き留めておく。
走り書きで文脈が整理されていない事や見識の違いがあるかもしれないので見つけた場合はご指摘いただきたい。


・『たった3つのクセを直せば人生がうまくいく』

どんなにオシャレでかっこいい家を建てようとしても、肝心のその家を建てる地盤がしっかりしていないといつか家は傾いてしまうし地震が起きたら簡単に崩れてしまうのと同じように、我々も自分自身の地盤を固めるべく「パーソナルインフラ」を整えるべきである。
そのためには「思考負債」を減らすこと。人間の性格はすぐには変わらないが、考え方は一瞬で変えることができる。本田さんが培ってきたシンプルで簡単なクセは以下の3つ。

①内部要因思考をする
何かうまくいかないというときに思ってしまいがちなのが「自分以外の何かのせいにする」という他責思考。
「会社が悪い」「景気が悪い」「上司が悪い」「部下が悪い」「彼女(彼氏)が悪い」。これを外部要因思考と言うが、クセになってしまうとドンドン「思考負債」が貯まっていくことになる。
この逆に内部要因思考とは「自分が変われることは?」「自分にできることは?」「何か努力できることは?」という自分が要因となる考え方をクセにすることで「思考資産」を貯めていくということ。

②工夫行動思考をする
人間は言い訳をする生き物である。
「時間がないから。」「お金がないから。」「会社員だから。」などという言い訳を言って行動することを止めてしまういわゆる「言い訳思考」の人が圧倒的に多い。
言い訳思考ではなく「工夫行動思考」をしよう。常に「どうすれば出来る?」のかを自分に問いかける。
本田さんは大学出たての頃、貯金が無かったが先輩のベンチャー企業にアイデアを持ち込んでコンサル契約のような形で収入を得たらしい。また、アメリカに留学する際にも1000万円を考え抜いて行動してどうにか捻出したという。
「それは他人の話で自分には出来ない。」のではなく、どうすれば出来る?どう行動すれば出来る?を常に考え、調べ、行動する努力が必要。
また、本田さんはときどき時間家計簿をつけるらしい。睡眠時間、移動時間、仕事時間、休憩時間などにそれぞれどれくらいの時間を使ったか記録することで無駄な時間やプール時間などが見つかる。

③思考閾値(しこういきち)を上げる
人間の思考は体を鍛える筋トレと同じで、負荷をかければかけるほど鍛えられる。
「自分は忙しい」「いっぱいいっぱい」自分には無理だ」と考えていると思考閾値は自然と下がっていく。
思考発展させるには客観視することが重要で、特に周りにいる自分が凄いと思っている人と自分を比べてみること。
「自分は他の人と比べ、大変なのか?」「自分、まだまだじゃないか?」と常に考えることで思考発展は期待でき、思考閾値は上がっていく。
本田さんは社員が「忙しい。」等の言葉を発するときいつも「オバマ大統領よりも忙しいのか?」と問う時があるという。自分より忙しい人がいるという意識が芽生える。

以上3つが思考負債を減らすクセ。
この3つの方法をクセづけして「パーソナルインフラ」を強くしていこう。

〜つづく〜

2010/04/29

美容業界の未来

昨夜は渋谷にて下北沢で働いている美容師の友人と会食。
一時期は「カリスマ美容師」なる存在まで登場してある種のムーブメントだった美容業界もここ数年で大変厳しいことになっているらしい。実際普段歩いていてもヘアサロンの数には驚くばかりだが、需要を取り込めず個人の美容室などバタバタと潰れていっているとのこと。
ということで今日はそんな窮地に追い込まれた美容業界の未来を少し考えてみる。

その美容師の友人も嘆いているのだが、自分の働く店の戦略が中途半端で新規顧客を取り込んでもリピートが望めないらしい。現実に「1000円カットの店」の需要は増えているようだし、それとは逆に法外な値段を提示している美容院もある。しかし既存の店のおそらく9割以上はその両方にも属さない中間価格帯。東京なら5000〜6000円といったところだろう。
正直、消費者の心情として「別の店に行っても仕上がりはそんなに変わらないだろう。」という前提があるのだ。それなら1000円でも500円でも安い店に行くというのが当たり前となってしまうが、こうなると価格競争に巻き込まれてどこもかしこも自滅するのが落ちである。美容室というのはそもそも立地条件は重要になってくるし結構な面積を取っているところが多い。また人件費もばかにならないことを考えても時代の流れには乗っていない気がしてならない。
そもそも「技術」と「サービス」で勝負しようという業界では「店」の存在は必要なのだろうか?

話は少し変わって、海外で街を歩いていても日本程美容室を見かけないことを不思議に思う。
真相はわからないが、一つの例として挙げるのが「出張カット」の存在。facebookなどのSNSメディア上ではカットのギャラと交通費を支払ってくれると指定した時間と場所に来てくれる、という美容師さんが存在する。自分が所属する店があるのかどうかまではわからないが、そんなことは正直どちらでも良くて、その人個人がネットで告知を出し、個人の客が指名をしている。ようするにフリーエージェントの美容師だ。美容師とは極端に言うとハサミがあれば成り立ってしまう商売なのであとは客がいればいい。ネットを利用すれば広告費は無料だ。美容師とは激務薄給の職業であるというのは有名だが、この商売なら一日に3人程度集客し、一人から出張手数料を含めてザックリ5000円+交通費程度を受け取れば若い人なら店に属するよりも収益率は高い。また、自由な時間を使って他の仕事も出来る。(メディア、イベントのヘアメイクなど)
こんな仕事のやり方が出来てしまえば、そもそもの「店」の存在など必要なくなる。

これを更に発展して考えてみたのが「美容師出張派遣」の登場。
美容師仲間のネットワークは意外と広いらしいので、所属店が潰れて路頭に迷った美容師たちと手を組み「出張美容師.com」みたいなサイトが出てくる可能性を予想してみる。WEBサイトに美容師たちのプロフィールや作品のイラストなどを掲載する。カット中の動画などでもいい。その上でフォームから日付と時間、場所などを入力し「ポチッ!」。これで髪を切りに来てくれたら忙しい現代人が多い世の中では双方の利害関係が一致するのではないか。もちろん「支払いは予約時にクレジットカードにて!」。

美容師のフリーエージェント化。今日はそんな未来を予想してみました。

2010/04/23

HTC Desireの衝撃。

本日、話題のHTC Desireの実機をヨドバシカメラ新宿西口店にて触ってきたので感想を少し。

まずUI(ユーザーインターフェース)にビックリ。
DesireはGoogleが開発したOSであるAndroidを搭載した機種だが、台湾のメーカーであるHTCが端末を作ったためHTC senseという独自のUIが採用されている。
発表当初は「独自UIなんていらねーよー。シンプル is ベスト!でしょ。」とか思っていて否定的だったのだが実際に触ってみてビックリ。無駄なオプションどころか機種の魅力をより一層ひきたてている。
Home画面を指でつまむと起動中のタスクが一覧で表示されるのだが、この操作感はiPhoneよりもApple的。iPhoneはOS4.0でHomeボタンをダブルクリックすることによるマルチタスキングに対応するけれど、むしろこちらを採用した方がいいんじゃない?と思えるほど。
iPhoneOSに慣れすぎていて無いのが当たり前になっていたマルチタスキングだが、やはりあるのと無いのでは世界が違う。特に僕のようにWebサーフィンをしながらGoogle ReaderやTwitter、Evernoteなどを連動させたい人には必須ですよね。

UIが印象的過ぎて最初に書きましたが、次はデザインについて。
サイズはiPhoneとほぼ同じだけど、持った感覚で言うとDesireの方が横幅が短く縦長で持ちやすい印象だった。これはサイドのフォルムがスッキリしているのと、裏面のラバーコーティングのお陰だろう。
色は国内ではブラウンのみ。黒に近いダークブラウンなんだけど、これは好みがわかれそう。個人的にも重厚感のある真っ黒が欲しかった。

iPhoneとの一番の違いは前面の4つの物理キーと光学式トラックボール。
2年前にiPhoneを触ったとき、「もう物理キーは必要なくなる!」と宣言していたにも関わらず、やはりあったらあったで便利ですね。ボタンの位置など慣れたらどんどん使いやすくなりそう。
光学式トラックボールは初めて触れたのですが、使い道がイマイチわからなかった。これはおそらくiPhoneには無い一番の特徴なので開発者は試行錯誤の段階なのだろうが、上手く使ったアプリなどが登場する予感。要注目ですが、ブラウジング等する場合は今のところそんなにメリットを感じませんでした。

最初の所感としてはこんなところですが、ようやく「iPhoneじゃなくても良い機体」が出てきたのではないかという印象。今までのWindows Mobile機やAndroid機(Xperia含む)はiPhoneのワクワク感とサクサク感を体験した後にはとてもじゃないが乗り換えることが出来ませんでしたからね。

「よーし予約するぞ!」と気合いを入れたのですが、27日発売分はもう既に完売してしまい、次期出荷分はヨドバシ新宿では5月末~6月になるとのこと。なにそれ・・・
ということでどうしても27日に手に入れたいという人はキャンセルが出そうな大きな店舗をたくさんまわって運良ければ・・・って方法しか無さそうです。

2010/04/07

good by 23, hello 24.

明日、24歳の誕生日を迎える。
ありがたくもこんな僕を慕ってくれている友人がZepp Tokyoで行われるJamie Cullumのライブに連れて行ってくれるらしく、明日は寂しい思いをせずに済みそう。

23歳は心を鍛えられた年だった。
たくさんの人と会いたくさんの物を見て素晴らしい経験が出来たが、それを受けて24歳の自分に向けて言える事は「学びの心」を忘れないでいること。
この1年は本を100冊読んだ。RSSリーダーで読んだエントリー数も1万は下らない。twitterも始めた。人の話もたくさん聞きに行った。でもまだまだ足りないしステップアップが必要だ。なにせ今はまだ自分がgiveされている状態だから。

インプットされてばかりではいつまで経っても受けて側の人間だ。これからは人にアウトプットし続けることが出来る人間になりたい。それも、他の人へのフィルタリングの役目を担う存在になりたい。
学ぶことを続ける。そして学んだ事を自分なりの考えでフィルタリングしアウトプットする事を続ける。

そしていつまでも忘れないでいたい。

Steve Jobsが言った言葉。
「stay hungry, stay foolish.」

孫正義が言った言葉。
「志高く。事を成せ。」

2010/03/30

roppongi art night 六本木アートナイト

行ってみたはいいものの、ほとんど事前情報も得ずにただただ浮遊する人と化してしまってたのですが、一つ衝撃を受けたパフォーマンスがあったのでご紹介。

それがテープレコーダーを使ったこのバンド「open reel emsemble」。
バンドのステージでは演奏はもちろん、統一感のある服装、佇まい、個性的なMCからステージ照明・演出まで全てがかっこよかった。
やりたいこと全部一つのステージに丸めちゃって最後まで突っ走った青臭さが最高でした。






メンバーの和田 永さんのブログにはこう綴ってある。
 「夏にはワンマンライブ。秋にはヨーロッパへGO。そして年内リリース決定!今後ともよろし くお願い致します !!」


いやぁ、これからも応援していきたい。

2010/02/20

METAPHYSの携帯歯ブラシ「brillo」

今日twitterでつぶやいたんですが、待ちきれず閉店ギリギリで買いに行ってしまいました。

metaphysの携帯用歯ブラシ、brilloです。

普通、携帯用歯ブラシと言えば歯ブラシと歯磨き粉がケースの中に入ってあるいわゆる旅行用歯ブラシを思い浮かべそうですが、僕は普段手ぶらで行動したいので、どうにかズボンのポケットに入るようなものが良かったんですよね。
かといって飛行機で配られるエチケットグッズに入っているようなキャップ式の物も粋ではないなぁと。。。
インターネットで検索してて、コンパクト性とデザイン性が完璧にマッチングしたのはこれしかありませんでした。

原宿にあるデザイン雑貨を集めたお店assist-onで買ったんですが、結果、実物を見て触ってよかった。
柄の部分がABS樹脂で握り心地が良いし、本体は13gととにかく軽くて携帯性を高めてくれている。
収納時、本体とブラシの間には少し隙間があいていて、ブラシが乾燥しやすく設計されているという日本プロダクトの細かい気遣いにも物欲をそそられました。

まだ一度しか使ってないので、今度twitterで感想などをつぶやきます。

しかし、まさか自分が歯ブラシに1680円もかける事になるとは思っていなかったというのが本音ですが(w)、ヘッドを交換すれば長く使えるし、満足度は高いです。


興味が出た方はこちら下記より。




METAPHYS公式HP
http://www.metaphys.jp/

METAPHYSとは、株式会社ハーズ実験デザイン研究所がデザイン開発、ブランディングを行っているデザインブランドで、ブランドコンセプトに共感を抱く多くのパートナー企業により構築されています。全ての商品のデザイン、プロデュースを、ハーズの代表であるムラタ・チアキが手がけ、それぞれの企業の持つコア・コンピタンスに基づいた商品開発を行っています。
METAPHYSの語源は、「すべての存在の基本原理を追及する学問」を意味するMETAPHYSICSです。そのモノの存 在意義、最もあるべき姿を1から考え直す作業を経て、一つ一つ再構築し、出来上がったものがMETAPHYSの商品です。メタフィスはこの思想を共用する 企業や個人の協業でつくられたブランドです。
それぞれの専門分野で、得意な商品を、共通思想によって造り出していきます。METAPHYSは、いくつもの企業が連携して、「モノのあり方」、「モノの創り方」、「モノの流れ」を本質へと導くデザイン事業なのです。  
(公式HPより抜粋)

2010/02/18

友人アーティストの作品集をiPhoneアプリで作ってみた。

2週間程前、友人アーティストYurika Nishiさんの作品集をiPhoneアプリで作ってApp Storeに申請中だったのだが、先週からリリースされたということで紹介。

以前、「フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略」「新世紀メディア論-新聞・雑誌が死ぬ前に」の著者である小林弘人さんが登壇するということで足を運んだAppleStore銀座でのイベントで、自分でiPhoneアプリを作ることが出来る、という話を聞いて友人と話していたところ盛り上がってしまい制作した次第。

制作といっても大したことはしておらず、画像を集めて各種情報の入力を行っただけで、後は制作会社であるappliyaがあとはやってくれるという簡単なもの。

appliyaの代表椎谷さんと新城さんにはこのような機会を与えて頂き感謝したい。
「ムーブメントを起こそう!」という企業精神には感嘆の意を表します。
今後も何らかの形で出来るだけ関わっていきたい。


とりあえず説明ばかりしていてもあれなので、興味が出た方はDLしてみてください。


詳細はこちらから。
Voice by yurika nishi

2010/02/06

workshop with Photographer Daniel Sannwald


Daniel Sannwald(ダニエル・サンウォールド)が東京でワークショップを開くので告知して欲しい、と友人に言われたので紹介までに。


「Dazed & Confused」や「V magazine」のカバー撮影で有名なドイツ人ファッションフォトグラファーのDaniel Sannwald氏を江東区デザイナーズビレッジに招いて、ファッション写真撮影のワークショップを2日間で開催。
日程はA:2/20(土)・2/27(土)、もしくはB:2/21(日)・2/28(日)。

世界で活躍するフォトグラファーから直接撮影テクニックを教えてもらえるチャンス。
写真で飯を食ってる、という人にとっては良い経験にもなるし、2日間で28000円という価格は自己投資としては高くないはず。
また、僕を通してくれればディスカウントなんてものが取れたりするかも。気軽にコメント欄へ。

ワークショップについて詳しくは以下のURL。


Daniel Sannwaldについてもっと詳しく知りたい方は以下

Google画像検索 : http://bit.ly/aJXCpR