2010/06/05

起業する前に読むべき記事。






最近、若者を中心に「起業」というキーワードが会話の中で用いられる機会が多くなっているらしい。
このブログの読者の方はご察しの通り、僕も起業して成功するという思いを持っている点では増加傾向にあるその若者達の一人としてカウントされるのだが、この2ヶ月程で「どのような考えを持って起業をするべきなのか?」という起業を控える前段階で読んでおくべきブログ記事が数個、Googleリーダーに飛び込んできたため、まとめておきたい。




まずこの記事。

起業してほぼ確実に成功する方法|堀江貴文オフィシャルブログ「六本木で働いていた元社長のアメブロ」by Ameba

知らない人はいないと思われる元LD社長の堀江貴文氏のブログ記事。ホリエモンの著書を読んだ方や有料メルマガ会員ならご存知かもしれないが、あれだけ大きくなった自身の会社も最初はスモールビジネスでのスタートだったそうだ。


堀江氏曰く、

・利益率の高い商売
・在庫を持たない商売
・定期的に一定額の収入が入ってくる商売
・資本ゼロあるいは小資本で始められる商売



さんざんネット上で議論された後だから詳しくは検索して欲しいのだが、少し細くしておくと3つ目の「定期的に一定額の収入が入ってくる商売」というのをイメージするには携帯電話のビジネスモデルをイメージするとわかりやすい。携帯電話事業は早い段階で「1円ケータイ」というキャッチフレーズを纏って「お得感」等を前面に出し、爆発的な普及に向かった。要は最初の元手はかからずに機種を手に入れられ、即日で電話を使うことができるという手法。しかし携帯電話を持つ事が当たり前になった現代まで、我々は毎月数千円〜数万円の金額をキャリアに払い続けている。仮にもしキャリアが月額課金型ではなく、初期購入型のプランしか用意していなかったとしたら、初期費用は今の何十倍にも膨れ上がっており、ここまで携帯電話が一般に普及していたかどうかについては怪しい限りだ。長期的にユーザーからお金の支払いを求めることで、このビジネスは成功をおさめたと言ってもいい。



以上のホリエモンの記事に補足する形で書かれた記事で一番有効であると思ったのが下の記事。

スモールビジネスを興して成功するための9条件 - 人と組織と、fukui's blog

「人と組織とfukui's blog」のfukuiさんはホリエモンの挙げた4つの条件に付け加える形で以下の条件を提示している。



・競合商品に比べ低価格
・商品の再生産が容易(労働集約型でない)
・協力(購入や顧客の紹介)してくれる仲間やメンターがいる
・貪欲な学習意欲
・顧客、従業員、商材、社会とのトラブルリスクが少ない商売


セオリー通りでは必ずしもうまくいかないというのがビジネスのおもしろいところ、そして大変なところではあると思うのですが、個人として起業する場合には大前提として上記の4つ+5つの条件を満たしている事が大切だということなのかもしれません。(もちろん例外はありますが。)

以上の話を前提として起業しようと考えたときに、実践している人がノウハウを教えてくれる良記事があるので参考に。

イマドキの起業のしかた (渡部薫 ジークラウド CEO - 経歴・略歴 - Kaoru Watanabe, Profile, Career)




シリアルアントレプレナー渡部薫さんのブログ記事。言論プラットフォーム「アゴラ」に載せられた記事で、大変話題になった記事だ。渡部さんも堀江氏、fukui氏と同じく以下の点を挙げている。
労働集約モデルを捨て、できるだけストック型モデルを考えること
自分の労働時間に比例する事業は避けよう。体調を壊したり代わりの者ができないようでは事業の拡大ははるかに難しくなる。ストック型モデルというのは一 旦契約なりお金が入る仕組みができると後はほぼ自動的に集金できるビジネスモデルのことだ。水道、ガス、電気、携帯電話などはまさにそれ。コピー機を格安 でレンタルしてインク代で儲けていくのも似たようなものだ。


次回のエントリーでは、この「労働集約モデルではなく、ストック型モデルを考えること」とは何ぞや、について述べていきたい。





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